情報処理試験プラス

■問題■[n1001]

 OS におけるタスクのスケジューリングに関する記述として、
 適切なものはどれか。

 ア 多重待ち行列方式は、割当て要求のあったタスクに対して
   最初に低い優先順位と長い CPU 時間を割り当て、
   その後は優先度を高くし、CPU 時間を徐々に短くする方式である。

 イ 到着順方式では、タスクが生成された順に高い優先順位を付けて
   CPU 時間を割り当てる。これは先に開始されたタスクを優先させて、
   早く終了させることを目的としているからである。

 ウ 優先順位方式では、CPU の利用状況の低いタスクの優先順位を
   順次高くし、逆に CPU を多く利用したタスクの優先順位を
   低くするので、システム全体の処理効率を高めるのに適している。

 エ ラウンドロビン方式は、要求された順番に CPU 時間を割り当て、
   割り当てられた時間を使い切った後は、待ち行列の末尾に回す
   方式である。