情報処理試験プラス
■問題■[n1004]
現在利用しているパソコンで10本のプログラムを同時に動かそうとした
ところ、3本目のプログラムが実行を開始した時点で“メモリ不足”という
OS のメッセージが表示され、実行できなかった。
そこで、容量が 40G バイトの磁気ディスク装置をパソコンに接続して、
その全領域を仮想記憶機能のための補助記憶として割り当てたところ、
メモリ不足のメッセージは出なくなった。
この対処後、10本のプログラムを実行中のパソコンの動作状態に関する
記述として、適切なものはどれか。
ア 磁気ディスク上のファイルアクセス速度が向上するので、
大きなファイルのコピー時間が短縮できる。
イ 主記憶のアクセス速度が向上するので、複雑な立体画像の
レンダリング処理も高速で行えるようになる。
ウ 一つのプログラム(タスク)で最大約 40G バイトのメモリ空間を
使用できるので、大きなファイルも一度に主記憶上に展開して
高速に編集することが可能になる。
エ 見かけ上の主記憶は増え、エラーメッセージは出なくなっているが、
ページングが多発してシステムのスループットは低下している。